みなさま、こんにちは。初心者登山日記第三段。今回は神奈川県の大野山登山についてです。
2022年5月中旬に大野山http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000000115.htmlへ行ってきました。
大野山は神奈川県立丹沢大山自然公園に属している山です。
コース
今回のコースはこちら。
JR御殿場線の谷峨駅から出発し、大野山登頂→洒水の滝→河村城址公園→JR御殿場線の山北駅までのルートです。
JR御殿場線 谷峨駅
JR御殿場線…元々神奈川出身の私でも、なかなか乗らなかった線です。
学生の頃に乗ったかな。小田急線で松田駅まで来て、乗り換えです。
谷峨駅に到着。谷峨駅発上陸です。
景色がもう自然いっぱい。駅前には飲料水の自動販売機があり、ここで購入して登山やハイキングに向かう方もいました。
自然推しの綺麗な看板が。親子で来ている方もいました。
大野山ハイキングコース
ではでは、私達も大野山山頂を目指して歩きます。
まずは大きな橋を渡ります。
なんだかワクワクする瞬間。
ハイキングコースはところどころに看板があるので、迷うことはなさそう。
山の中へ…
少し歩くと、こんな入口が。
シカやイノシシが町に出ないように、しっかり閉めて山に入ります。
山に入ったと思ったら道路が。
この道路の苔が素晴らしくて…抹茶チョコレートの様です。美味しそう…。
少し歩くと看板と屋根のある休憩所の様なところが。
そこには可愛い鳥の木彫りが。キジかな??
さて、どんどん歩いていきます。
少し登ると開けた場所が。
スカイツリーと同じ高さ634m地点のベンチ
歩いていると、こんな可愛いベンチが登場。
ここがスカイツリーと同じ高さなんだって!
…てか木彫りの動物が可愛い( *´艸`)
フクロウとウザギ!!
登山道
登山道はめちゃくちゃ整備されています。
緩やかな道もあれば、階段もあり。
大野山山頂
谷峨駅から歩いて約1時間30分。突然開けた場所になり…
大野山登頂です\(^o^)/標高723.1m!!!
標識の周りにも、やっぱり可愛い木彫りの動物たちが\(^o^)/
動物たちも写真に入れたくて奮闘(^^;
ムズイ。
山頂はめちゃくちゃ開けており、ここでランチを食べている方も多くいました。
私達もベンチに座ってお昼ご飯を食べることに。
自然を見ながらのランチは最高ですね~!少しゆっくりしたら下山です。
下山ルートへ
下山は登ってきたルートとは別ルートを通ります。途中可愛い木彫りのクマさんが( *´艸`)
地蔵岩コース
地蔵岩コースを通って下山します。
山道はこんな感じでまずは階段。
…と、その横はなんと牧場!!
なんか、牛…ふんわり茶色で可愛い(*^▽^*)
またもやスカイツリーと同じ高さ
下山のコースにも、「スカイツリーと同じ高さ!634m」の看板がありました!!
え????後ろにいるヤツ…ビジョンじゃん?!?!
マーベルの「ビジョン」カラーだよね?????
何者???ビジョン????
山道
牧場の隣を歩き続けると、山の中へ。
ここも整備がされていてとても歩きやすい。
苔のグリーンが綺麗★
お地蔵様の看板
途中、分かれ道を少し登るとお地蔵様がいらっしゃるのですが、その看板の絵が可愛すぎました。
お地蔵様寄っても、寄らなくても同じ登山道に出ます。
下山
山から下りてきました。また木彫りの動物が!イノシシかな?
駅へは小さい看板がいくつかあるので、それに従って歩いていきます。
丹沢クリステルとキャサリン
歩いていると、ハイカーの方が興奮しながら写真を撮っている方がいました。
人形の向かいにはガチャガチャがあったので、人気なのかね?
普通の道にも
看板と一緒に普通の道にも木彫りの動物が。
トラカッコイイね!!
ウサギ2匹と、ウミガメも!!
ニワトリと…ブタかな?
カフェの看板は石を掘ったアヒルが!木彫りや石で掘った動物たちを見つけながら歩くの楽しい♪
洒水の滝(しゃすいのたき)
大野山下山して、まだまだ体力と時間があったので、少し歩いたところに「全国名水百選」に選ばれた滝があるとのことで、寄ることにしました。
その名も、洒水の滝(http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000000656.html)
入口の看板がとてもしっかりしている…これは期待できそうな滝です。
滝までの道のりには、石を掘った動物たちが。
アメとダルマ。
おぉ!!なかなか立派な滝です!!!!
赤い橋のところまで近づくことができます。
階段を登ると、上の方から滝を観ることができるようですが、私達は登らず。
河村城址公園へ
まだまだ体力と時間があったので、河村城址公園(http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000001056.html)にも寄りました。
本城郭まで行って、ウロウロして。
帰宅へ。
JR御殿場線 山北駅
山北駅徒歩2分のところに鉄道公園があって、SLがありました。
駅には自動販売機が充実しています。疲れたので冷たいジュースを購入。
Suica等の交通系ICカードも使用可能です。
かかった時間
JR御殿場線 谷峨駅から大野山山頂まで1時間30分。
大野山山頂から洒水の滝までは1時間47分。
洒水の滝から河村城址歴史公園まで20分。
河村城址歴史公園からJR御殿場駅 山北駅まで35分。
合計約5時間(うち休憩40分)で、平均ペースの130~150%速いペースでした。
注意したいこと
実は、下山中、少し歩いていた時、前に歩いていたハイカーの女性2人組が
ちょっと!!!!スゴイ血出てるよ!!!!!
と足元を見ていたんです。
え・・・本当だ・・・全然痛くないんだけど・・・
と言っていたんです。
私達も何だろう?と思って、自分たちの足元を見て見ると…
夫の足から出血が!!!!
なんとなんと、超小さいヤマビルがくっ付いていたんです!!!!!!
小さかったので指で弾いたら、なんとか足から離れてくれたのですが。
出血が止まらない…。そしてやっぱり全然痛くないと…。
そうとは思えぬ量の血が出ているので、止血目的に圧迫して、バンドエイドを装着。
が!!!!
なかなか止血しないのです(;゚Д゚)
通常、この程度の創なら、圧迫すれば止血するはず…なのに止血しない。
ジワジワジワジワ血が出ているんですよ…。
なんとかウェットティッシュで拭きまくり、その後再度圧迫止血しましたが。
後々調べてみましたが、丹沢山地東部中心にヤマビルが生息しているようです。
夫は短い靴下を履いていたので、登山靴と靴下の間に皮膚が出ている状態でした。
ちょうど、その隙間にヒルがくっ付いて吸血していました。まだ小さかったから指で弾いて飛ばすことが出来ましたし、最初の出血自体は少なかったので、吸血し始めだったのでしょう…。
山北町のHPにヤマビルについて記載がありました。http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000004107.html
ヤマビルは約2メートルの範囲内に動物や人が近づくと、わずかな振動や落ち葉や草木の動き、臭いや体温、呼吸等を感じとって接近、付着し、吸血するようです。
しかも、唾液に麻酔成分が含まれているため痛みを感じさせず、さらに、血液の凝固作用を妨げる成分成分も含まれているようです…。
どうりで…。通常の圧迫止血時間に比べて、全然止血しなかったし、あの出血量で痛みを感じないのは、おかしいと思ったんだよね…。
私達のヤマビル対策
登山3山目にして、ヤマビルに吸血されるという山の洗礼を受け、ある意味早めに体験させていただいた事に感謝し、今後吸血されないための対策を考えました。
対策①敵を知る
私達がまずしたことは敵を知ること。
そうじゃないと対策できませんからね。
上述した、麻酔成分と凝固作用抑制成分を含んだ唾液のこと、なぜ寄ってくるのか、生息地域、何が弱点かを調べました。
対策②服装の見直し
登山初心者なので、まだ全然登山グッズが揃っていなかったのです。
私は登山靴にスポーツ用のタイツ、スノーボード用の厚手靴下を履いていたので、皮膚の露出は少なかったのですが、夫は登山靴にスポーツ用のタイツ、短い靴下を履いていたので、厚手の靴下へ変更し、皮膚の露出を極力少なくしました。
対策③山の選定
そもそも、生息時期に生息場所へ行くからヤマビルに遭遇するので、登山する山を決める時にヤマビルの生息地であるかをきちんと調べて行くことにしました。
丹沢山地東部は4月~11月の温かい時期にヒルが出てくるので、もうこれ以降12月までは丹沢地域へ行かない事にしました。
対策④ヒル避けスプレーの購入
それでも、どこかでヒルに遭遇する可能性はあります。
ですので、強力なヒル避けスプレーを購入し、登山靴や足元に撒いて、持ち歩いて登山することにしました。
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対策⑤ヒルに遭遇した時の対応
濃度20%の食塩水(水8:塩2)を作成し、100円均一ショップで購入したスプレーボトルに入れ、携帯することにしました。
また、ヤマビルの唾液を洗い流せるように、消毒用エタノールと水も持ち歩くことにしました。
神奈川県ヤマビル対策マニュアルhttps://www.pref.kanagawa.jp/documents/12108/449903.pdf
神奈川県ヤマビル対策リーフレット(観光客、登山客、ハイカー向け)https://www.pref.kanagawa.jp/documents/12108/449904.pdf
まとめ
大野山は往復約3時間程度で登山できますし、とにかく木彫りや石で掘られた動物たちが可愛いので、癒されます。また、地蔵岩コースには牧場があり、牛も可愛い。
ファミリーで登っている方も多くおり、登りやすい山です。
しかし、ヤマビルの脅威もありますので、しっかり対策をして登山することをオススメします。
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