みなさま、こんにちは。
毎回毎回レポが遅くなって申し訳ございません。
今回は2022年6月上旬に初めて北アルプス(飛騨山脈)の燕岳(2763m)へ行ってきました。
安雲野市営 第1駐車場へ
北アルプス、燕岳は長野県にあります。
燕岳には超人気な「燕山荘」という山小屋があったり、テント泊が可能な場所があるようですが、私達は登頂したら、そのまま同じルートで下山する日帰りの予定。
朝3時過ぎに都内を車で出発。
7時頃、安雲野市営 第1駐車場に到着。
もうすでに車が何台か停まっていました。
燕岳登山口
駐車場からコンクリートの坂を少し歩いたところに登山口があります。
他の登山者の方々が登山届けを出していたので、待っている間に準備運動をします。
登山届を記入して提出。さて、登山開始です!
第1ベンチまでの山道
山道口からはさっそく整備された階段を登っていきます。
登山を始めてから関東の低山しか登ったことがなかったので、空気感からもう違うことが分かります。
生えている木々の感じも全然違う!!
登山口の標高は1462mなので、今まで感じたことがない様な…少し動くだけで息が上がる感じ。
木々の根っこが出ている山道を気を付けて登ります。
すぐ息が上がるので、無理をせず、さっそくトレッキング・ポールを出して登ります。
第1ベンチ
登り進めて行くと、開けた場所に出ました。
モデルコースの標準タイムでは40分程度かかるようでしたが、私達は27分で第1ベンチに到着。
写真撮影をして、どんどん先に進んでいきます。
立派な木々を見ながら歩き進めると…
第2ベンチ
またベンチが。第2ベンチに到着。
第1ベンチから第2ベンチまでのモデルコースの標準タイムは35分。私達は20分で到着。
第2ベンチでは休んでいる登山者の方がいらしたので、看板だけ写真撮影して、先に進みました。
第2ベンチを過ぎたあたりから、何やら大きな石が登場。よじ登ったり、階段を登ったり…
第3ベンチ
…第3ベンチは写真撮影するのを失念しておりました…(*_*;
第2ベンチから第3ベンチまでのモデルコースの標準タイムは35分。私達は25分かかりました。
富士見ベンチ
第3ベンチからさらに進むと、次に出てくるのは「第4ベンチ」ではなく「富士見ベンチ」
「富士見ベンチ」というネーミングから、おそらく富士山が見えるんだよね(;’∀’)??
私達が到着した時には曇っており、富士山らしき山は見えず。先に進みます。
富士見ベンチから合戦小屋までの山道
歩き進めていくと…なんとなんと。6月上旬にして、残雪があるではないか。
6月上旬でも、積雪量や気温によっては残雪があるんだね。
まぁ確かに、ゴールデンウィークまで新潟でスノーボードできる年もありますからね。
その後は大きな石の道もあったり…
そして、ちょっと開けてきて青空が見えるようになってきました。
合戦小屋
富士見ベンチから33分、合戦小屋(標高2350m)に到着。
※モデルコースの標準タイムは30分。
スイカやうどんが有名らしいのですが、私達が訪れた6月上旬にはスイカの販売はまだ始まっていませんでした。
ベンチがあるので、持参したザバス(プロテインドリンク)を飲んで、少しだけ休んで先に進みます。
合戦小屋からの山道は残雪の道が結構ありました。
合戦沢の頭
合戦沢の頭なるところに到着。背の高い木々がなくなり、かなり開けています。
ベンチもあり、座ることができます。
が…このベンチの先が…登山初心者の私達にとっては難関となる道となりました…(;゚Д゚)
ここから先はしばらく残雪の道…。
登山初心者の私達は、もちろんアイゼンなど持っていなく、(実際、履いているハーフパンツも登山用ではなくスポーツ用だったり、靴下はスノーボートで履いている靴下だったり…)
道は踏み固められているものの、やや溶けているから滑るんですよね。
右側に滑り落ちたら、登山道までの復帰がかなり大変そうなので、超小股で登っていきます…。
これ、結構怖かったですよ…(;゚Д゚)
他の登山者が「ズボッ」って足が嵌った後の穴があるんですよ(◎_◎;)
私が落ちたら股くらいまでいきそうな深さ…Σ(゚Д゚)
一歩、一歩、ちゃんと踏み固められているか、確かめながら歩いていきます。
この残雪の道が本当に大変だったぁぁぁぁ…
雪道では周りを見る余裕が全く無かったのですが、気付くとなんだかすごい景色が。
雲も相まって、山々の壮大さが。
めちゃくちゃ高い所まで登ってきた感じが。
残雪の道を抜けたら、また整備された登山道へ。
次のポイントである「燕山荘」への道が見えてきました。
おぉ…スゴイ…。めちゃくちゃ綺麗な山々が見える…。
アルプスって凄いんだね…。
残雪の道を登った苦労を労うかの様な壮大な景色!!!
可愛い鳥が鳴いている☆彡
※ライチョウも居たのですが、写真撮影はできませんでした(T_T)
山々もだけど、今までとは全然違う、見たころが無いような岩々。
絶景すぎて、後ろの山々が合成に見えるよ!!!
燕山荘前
残雪の道に時間がかかってしまい、合戦沢の頭から燕山荘まで1時間6分かかりました。
(モデルコースの標準タイムは50分)
燕山荘、めちゃくちゃ綺麗!!
燕山荘(https://www.enzanso.co.jp/)でトイレを利用さえていただきました。
使用料として100円をトイレ前の箱に入れて使用します。
燕山荘前には、なんだか不思議な魅力の石像が。
山男らしいです!山男の後ろに見えるのが、燕岳の山頂です。
私はここがゴールかと思ってた(;’∀’)
燕山荘の前にはテーブルとベンチがありますので、ここで絶景を見ながら少し休憩。
燕山荘で購入したビールやカレーを堪能している方もいました!良い時間ですね!!
さてさて、山頂まではもうちょっと。山頂目指して進みます!
燕岳山頂へ
燕山荘の外にザックを置く場所があるので、大きなザックは置いて、最低限の荷物で山頂へ行くことができた様でしたが、登山初心者の私達はそんなことに全く気がが付かず。
「なんでこんな所にザック置き場があるんだろ?(=゚ω゚)?トイレに行く時邪魔だから??と思っていました(;’∀’)
荷物を全て持ったまま、山頂へ向かいます。
この燕山荘から山頂までの道のりが最高なんです!!!
とにかく、どこ見ても絶景!!!!!
イルカ岩
なんかね、名物岩があるようなのです。
まずはイルカ岩。
確かに、イルカの横顔に見える!
めがね岩
お次はめがね岩
あぁ…そうだね。めがねみたいに、2つ穴がある!
ごりら岩
…これか??ごりらの横顔に見えなくもない…???
ごりら岩がこれで合っているかどうかは分かりません(;’∀’)
燕岳山頂!!!
そんなこんなで、絶景と奇岩を楽しみながら歩いていると、大きな岩々が現れ、それを登ることに。
こんな感じで先に山頂に行った夫を見上げる私。
私も続いて山頂へ!
とうとう、北アルプスの女王、燕岳(2763m)登頂です!!!!
山頂は、ちょっと怖くてなかなか立てなかったです(;’∀’)
本当は端まで行って写真とった方が、山頂感出て良かったのですが…怖さの方が勝ちました(;゚Д゚)
やっぱり登頂すると感動しますね!!!!
燕山荘から燕岳山頂まで26分でした!!
(モデルコースの標準タイムは30分)
山頂からの帰りも絶景
山頂へ登ったら、そのまま来た山道を戻ります。
途中、絶景写真映えスポットがあったので、写真を撮りまくりました!
いやー、この景色ヤバすぎるでしょ!!!!
写真映えーーーー!!!
マジで大変だった下山
下山は来た道をそのまま戻るだけなので、写真撮影はしなかったのですが…これが超大変だったんです…(;゚Д゚)
何って、何が大変だったかって…
あの残雪の道!!!!
登りも怖かったけど、下りはより怖い(;゚Д゚)とにかく滑る滑る!!!
雪もやや溶けて柔らかくなっているから滑るのですよ…。
もうほぼほぼ滑って下りました…
でも、滑りすぎると落ちちゃってリカバリー困難になるから、本当に神経使って超大変でした…。
あの残雪の道で時間をかなり使ってしまったので、雪が無い道は二人とも無言でガツガツ下山しました…。
私達は下山後、星野リゾートの「界アルプス」の宿泊を予約していたので、夕食に間に合うように超急いで下山しました…。
星野リゾートはリゾート内でのアクティビティが充実しているので、可能であればチェックイン可能時間にはレセプションに居たい…けど、全く間に合いませんでした(^▽^;)
界アルプスに到着したのは18時30分頃となってしまいました。
かかった時間
モデルコースの標準タイムは8時間10分(休憩時間なし)。
私達がかかった時間は合計時間は9時間59分(うち休憩時間が1時間57分)で平均ペースの90~110%。
距離は10.3Km、登り1513m、下り1515mでした。
残雪の道攻略に時間かけすぎた…かと思いきや、絶景の写真タイムに時間かけすぎただけかも(;’∀’)
まとめ
燕岳は登山道もしっかり整備されており、初めての北アルプス登山にはちょうど良い山だと思います。
山小屋も綺麗ですし、トイレも整備されていますしね!!
ただ、雪の季節や残雪がある季節は初心者は想像以上に大変なので、可能であれば避けた方が良い季節だと思います。
また、とにかく景色が素晴らしすぎるので、絶景を見ていると時間があっという間に過ぎてしまいます。時間配分にはより注意した方がいいと思いました。
合計時間が10時間程度の登山は初めてだったので、凄く疲れましたが、あの絶景が忘れられず、また訪れたい山の一つになりました。今度は山小屋にも泊まってみたいな!
燕岳オススメです!!
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